2024-04-30T16:17:20.340949+00:00

カラオケ店が荷物置き場に?受け入れ態勢の充実もまったなしの山口…混雑への備え【報道ステーション】(2024年4月29日)

歴史的水準の円安が続くなか、日本各地の観光地は、海外からの訪日客に、ゴールデンウィークの人出も加わってにぎわいをみせています。オーバーツーリズムをどう防いでいくのか、対策が迫られています。 観光地の課題の一つが“荷物”。荷物を預ける場所がないという人は、1日17万人にもなるといわれています。 カラオケ店に入る観光客。滞在時間は10分ほどです。歌いたいわけではありません。 福岡からの観光客:「カラオケには行かず、荷物だけ預けに来ました。ホテルに置くのも考えたが、羽田に帰るのに変な動線になるので。お金払っても時間を有効に」 預けられた荷物は、カギ付きの部屋でしっかりと管理。コインロッカーに入らない楽器も持ち込めます。この荷物一時預かりのサービスは、ゴールデンウィークに向けて店舗数を大幅に増やし、カラオケ店のほか、カフェや観光案内所などにも設けられています。予約は事前にネットから行います。 ecbo・工藤慎一社長(33):「山手線とか“荷物問題”で、乗客が乗るべきところに荷物が乗ってしまっている。エスカレーターから滑り落ちる事故にもつながる。かなり大きな問題になっている。観光において、荷物を預けられることで、購買率も上がるし、いろんなお店に入りやすいとか、より長く観光地を楽しむことができる。本当に必要だと思います」 軽井沢駅から1.5キロ離れた道路は大渋滞となっています。 タクシー業界は、ドライバー不足も深刻です。軽井沢町は、解決策として、県内では初となるライドシェアを導入。ゴールデンウィークに合わせてサービスを始めました。 オープニングスタッフの広越さん。自営業の傍ら、副業としてハンドルを握ります。 ライドシェアのドライバー・広越智岳さん:「(Q.手ごたえは)手ごたえは未知数。やってみて、これからというところ。ライドシェアの利用が増えて、いいサービスになれば」 オーバーツーリズムが叫ばれて久しい京都。 京都市民:「混んでいるときは、どこにも行けない状態。もうちょっと緩和してもらいたい」 政府は、去年10月にオーバーツーリズムに関する緊急の対応策をまとめました。ただ、歴史的な円安を追い風に、さらなるインバウンドの増加も見込まれています。 強い期待を抱いているのが山口市です。 実は、今年、アメリカ・ニューヨークタイムズの“行くべき世界の旅行先52カ所”に選ばれました。キャッチフレーズは『過度な観光客に悩まされることが少ない西の京都』。 山口が誇る観光地の一つ・瑠璃光寺。日本屈指の五重塔や厳かな庭園は、記事の中で「非の打ち所がない」と絶賛されました。 台湾からの観光客「ネットで見たことがあります。そこで紹介されていたので来ました」 アメリカからの観光客:「京都は、外国人や観光客でいっぱいですが、ここは地元住民が多いですね」 今後、山口に観光客が押し寄せる可能性もあります。 瑠璃光寺・渡邉博志住職:「(Q.今のところ外国人向けの表記は)まだ特別、対応していないので、これから観光も含めて、海外の方、特に欧米の方がお見えになるときには、対応して表記も一工夫しなければいけない」 山口の迎賓館・菜香亭。ガイドを務める男性は、すぐには“京都のようにはならない”としながらも、一抹の不安を抱えていました。 菜香亭のガイド:「観光客が多すぎるのは、ちょっとどうかなっていうのもあるが、そんなこと言ってられる状況ではない。受け入れの態勢の充実もまったなしで、やっていかなくては。せっかく来てくださるお客さまも、よそに行ってしまうかもしれないので」 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

2024-04-30T16:17:20.143827+00:00

衆院3補選“全敗” 岸田総理「政治資金の問題が足引っ張った」政権運営厳しく(2024年4月30日)

 衆議院の3つの補欠選挙で全敗したことについて、岸田総理大臣は「自民党の政治資金の問題が大きく重く足を引っ張った」と敗戦の弁を述べました。  (政治部・澤井尚子記者報告)  岸田総理は何度も唇をかみながら、いつになく厳しい表情で語りました。 岸田総理大臣 「自民党の政治資金の問題が大きく重く足を引っ張ったことについては、候補に対しても、また地元の応援していただいた方々に対しても申し訳なく思っております」  また、負けた責任については「課せられた課題に取り組んで結果を出す」と述べるにとどめました。  連携不足が深刻になっている茂木幹事長の交代など、人事の刷新についても言及を避けました。  自民党幹部の一人は「茂木さんを交代させるなら通常国会が終わったところだろう」と話しています。  自民党内では岸田総理のもとで、選挙はできないという空気が広がっていて政府高官も「6月の衆議院解散はない」と明言しています。  解散総選挙で勝利し、9月の総裁選で再選を目指す当初の戦略は厳しくなってきています。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

2024-04-30T16:17:19.948270+00:00

GWで山菜採りに…目の前からヒグマ“襲撃の瞬間”【スーパーJチャンネル】(2024年4月29日)

 北海道では山菜採りに出掛けた男性がヒグマに遭遇。襲い掛かってくる様子をカメラが捉えていました。 ■目の前からヒグマ“襲撃の瞬間”  ゴールデンウィークの北海道では、クマによる事故が発生。その時の様子がドライブレコーダーに映っていました。  車の前方から突然、ヒグマが襲ってきます。ヒグマが現れたのは林道の右側、生い茂る木々の間から。猛スピードで突進、フロントガラスに体当たり。その衝撃でバンパーとワイパーが壊れます。さらにもう一撃。2回目の体当たりでフロントガラスにひびが入ります。  この時、軽トラックには50代の男性と同乗者一人、合わせて2人が乗っていました。  ヒグマは口を開けながら前足を振りかざします。映像を止めると、鋭くとがった大きな爪が確認できます。急いで車を発進。しかし、ヒグマが追い掛けてきます。 ■ヒグマが突然襲ってきたワケ  現場は北海道の東部・根室市。幹線道路から林道に入って1キロほどの場所です。  親子グマに車を襲われた経験があるという大井特任教授は…。 石川県立大学 大井徹特任教授 「こうした激しい攻撃をするのは私も経験があるが、子持ちの母グマで、近くにいた子を守ろうとして攻撃的になった母グマの行動と考えられる」  映像を確認すると、実は2頭のヒグマが映っていました。この時、右側には襲ってきたヒグマがいます。そしてよく見ると、左側の林の中にも黒い物体が。子グマと見られます。林の奥へ走っていく姿が映っていました。それと同時に母グマとみられるヒグマが車に突進。 大井徹特任教授 「車と母グマの間に子グマがいる状況になったので、母グマが子グマを守ろうとして必死になって体当たりの攻撃をしたと思う」  時速50キロで走るとも言われるヒグマの体当たり。その衝撃は、平均体重100キロ前後の雌の成獣の場合、車の衝突に匹敵すると交通事故の専門家は警鐘を鳴らします。 交通事故鑑定人 中島博史氏 「体重が成人男性よりもはるかに重い。体当たりは速度にもよるが、軽自動車に衝突された程度の衝撃は起こり得る。車のフロントウィンドーはかなり丈夫で、成人男性が石を持って殴り付けても割れない強度がある。人間よりも筋力も骨格も強いために相当な衝撃があったと思う」  幸い車に乗っていた2人にけがはなかったといいます。 ■GWにクマと遭遇 対処法は?  根室市では今月、ヒグマの目撃情報が相次いでいます。観光地・風蓮湖の湖畔にある道の駅でもヒグマが目撃されています。施設からは湖に生息する野生動物を観察できるため、ゴールデンウィーク真っ只中の29日、多くの観光客が訪れていました。  ところが連休初日の27日、ヒグマが出没します。道の駅の職員が撮影しました。3月と4月ですでに目撃は8回。去年、同時期の3回を大きく上回っています。 道の駅スワン44ねむろ 島野治人専務 「相当な頻度で出没している。この道の駅から500メートルから1キロくらいの間で目撃している」  駐車場からつながる遊歩道はヒグマが出没したため、立ち入り禁止に。 島野治人専務 「旅行者と突然、出くわすとびっくりしてクマも襲ってくる。内心、危惧している」  風蓮湖では、これまでも湖を泳いで渡るヒグマが度々、目撃されています。  思わぬ場所でクマと遭遇してしまった場合、どうすればいいのでしょうか。 大井徹特任教授 「クマの様子を見ながらゆっくりと後ずさりをしてクマから離れていく。絶対に走って逃げてはいけない。万が一攻撃された場合は、致命傷にもなりやすい頭、顔、首筋、おなかを守る姿勢を取る」 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp